「憲法、なにそれ?」
「あんまり関係ないね。」
きっと、そう考える人も多いと思います。
多くの人は、憲法について、日頃あまり意識して生活はしていません。
それは、
生きるのに必要な空気が存在するのが当たりまえであるように、
蛇口をひねればきれいな水が出てくるように、
住むところの自由も、職業選択の自由も、
言論の自由や信教の自由も
戦争がない平和な社会も
私たちにとって「当たり前なもの」になっているからです。
でも、それが「当たり前」になったのは、
わずか70年ほど前、日本国憲法が施行されてからです。
それまでは、女性の選挙権はありませんでした。
国体(天皇制)や戦争に反対することもできませんでした。
意に反して徴兵されることもありました。
結婚するのも家父長(戸主)の意向を無視できませんでした。
それは過去のことかもしれません。
でも、もし、いま日本が、
日本国憲法が施行される前の社会に戻ろうとしていたら
あなたはどう思いますか?
いま、憲法を変えようという動きが強まっています。
憲法を知ることは、私たちの生きる社会を知ることです。
空気や水が、私たちの生活に欠かせないものであるように、
憲法も私たちの生活に欠かせないものかもしれません。
憲法を変えるには、
衆参両院で2/3以上の議員の賛成が必要で、
なおかつ、国民投票で過半数の賛成が必要です。
いま、国会で多数を占める自民党は
憲法改正を目指しています。
その内容は4項目
① 自衛隊を憲法に明記する
② 緊急事態条項の創設
③ 参議院の合区の解消
④教育の充実
このページでは、まず①と②について考えてみたいと思います。
まずは、リーフレットを読んでみてください。
■9条「改正」のことをもっと知りたくなったら(参考)
パンフレット「弁護士と一緒に考えてみませんか 自衛隊や自衛の措置を憲法に書き加えても何も変わらないの?」
日本弁護士連合会のサイトに行きます。(外部のサイトです。)
■憲法のことをもっと知りたくなったら(参考)
たぶん、一番わかりやすい憲法の本です。Amazonのサイトに行きます。(外部のサイトです。)
■自民党の改憲草案で憲法はどう変わる?
2012年に自民党は憲法改正草案を取りまとめて、発表しました。現行憲法の考え方を根本的に変えるものとなっており、そこから自民党のホンネがよくわかります。このサイトは、自民党改憲草案の危険性を、わかりやすく解説しています。
肉球新党では、市民からのカンパやグッズの収益をつかって、憲法のリーフレットを発行しています。50部以上の配布を手伝っていただける方に、無料でお送りしていますので、ご希望の方はお申し込みください。